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: TEXソースの例 : TEXによる文書作成 : TEXによる文書作成   目次

TEXによる文書作成の流れ

TEXによる文書作成は、次の手順で行ないます。
1.
テキストエディタで、TEXのソースファイルを作成します。TEXの ソースファイルは、通常、.tex という拡張子で、stex の Emacs では、 .tex ファイルを読み込むと、野鳥モード106 になります。野鳥モードでは、 TeXソースの入力やコンパイルに必要な種々の便利な機能が使えます。 図10の上のバッファは、野鳥モードで、このテキストを書 いているところです(上のバッファのモードラインに、「やてふ」の表 示が見えます。)
2.
TEXソースのコンパイルを行ない、dviファイルを作成します。

   % platex report    (.texの拡張子は省略しても OK)
   This is pTeX, Version 3.141592-p3.1.9 (euc) (Web2C 7.5.4)
   (./report.tex
   pLaTeX2e <2006/01/04>+0 (based on LaTeX2e <2003/12/01> patch level 0)
   (...中略)
   Output written on report.dvi (2 pages, 1804 bytes).
   Transcript written on report.lo
   % platex report    (再度、コンパイルします)
とすると、エラーがなければ、report.dviが作成されます。 図や章の番号を正しくいれるためには、 2回、コンパイルします。

3.
dviファイルを、xdvi でプレビューします107
   % xdvi report.dvi &
このあと、ソースを変更して再度コンパイルすると、xdvi の表示は自動的に 更新されます。

4.
印刷用ファイル(PSファイル)か、pdfファイルを作成します。
  % dvips report.dvi    (report.psが生成されます)
  % dvipdfmx report     (report.pdfが生成されます)

5.
画面に表示して確認します。
  % gv report.ps
  % evince report.pdf 

6.
印刷します(§2.3.10節参照)。
  % lpr -Pxxx report.ps