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蛍光分光光度計(RF-1500)の使い方

装置の立ち上げ

RF-1500の本体右下のメインスイッチをONにして、しばらくすると、図 13の初期画面が現れる。RF-1500 につながっているノート PCは、測定したデータを転送する際に用いるので、この段階では、立ち上げなく ても良い。

図 13: RF-1500の初期画面
\includegraphics[width=60mm]{rf1500-init.eps}   
図 14: RF-1500のキーボード
\includegraphics[width=80mm]{rf1500-panel.eps}   

RF-1500 の制御は、メニュー形式で、図13 にあるようなメ ニューの番号をキーボード(図14)で押すと、そのメニュー に入っていく。また、メイン画面の下方にある4つのメニューは、キーボード上 のファンクションキー(F1〜F4)に対応している。あるメニュー画面から、ひとつ 前のメニュー画面に戻るには、キーボード上の「RETURN」キーを押す。シャッター の開閉や励起側・発光側の波長の移動など、頻繁に使ういくつかの操作は、キー ボード上のキーに直接割り付けられている。

スペクトルの測定

通常は、励起スペクトルや発光スペクトルの測定を行うので、初期メニュー画面 (図13から、1を押して、「波長スキャン」を選択すると、 図15の画面が現れる。

図 15: RF-1500の波長スキャンの画面
\includegraphics[width=65mm]{rf1500-spec.eps}   
図 16: RF-1500の装置条件設定画面
\includegraphics[width=65mm]{rf1500-cond.eps}   

波長スキャンの画面(図15)で、上部にある EX と EM が、 それぞれ、現在の励起側と発光側の回折格子の波長(nm)を表し、その右部分の数 字は、現在の光強度を表している。この画面のメニューで、励起スペクトルか発 光スペクトルかの選択や、スキャン範囲、スキャン速度等の設定は出来るが、そ の他の測定条件は、F4で、装置条件設定画面(図 16)を呼び出して設定する。条件設定が終了したら、キーボー ド上の RETURN キーで、波長スキャンの画面に戻る。

測定を開始する前に、シャッターを閉じた状態で、検出器の出力がゼロになっ ているかを確認する。ゼロから有意にずれている場合は、キーボード上のAUTO ZEROボタンを押して、セロ点を合わせる。

以上の準備ができたら、キーボード上の START/STOP キーを押して、測定を開始 する。測定中は、図17 の画面になるので、回折格子の 波長や光検出器の出力が、数値やグラフで表示されるので、意図した通りの測定 を行っているか確認する。

図 17: RF-1500の測定画面
\includegraphics[width=65mm]{rf1500-measure.eps}   
図 18: RF-1500のファイル操作画面
\includegraphics[width=65mm]{rf1500-file.eps}   

スペクトルの保存とPCへの転送

測定したスペクトルは、分光器内のコンピュータのメモリー上に保持しているの で、次の測定をすると消えてしまう。必要なスペクトルは、次の測定を開始する 前に保存する。スペクトル表示画面(図17) で、「ファ イル」(F4) を選択すると、ファイルリスト画面(図18)にな る。「記憶」(F2) を押して、現れる指示に従って、スペクトルを保存する。こ の画面のように、RF-1500では、全部で11個のスペクトルまで保存可能である。

図 19: RF1500からのデータをPC側で受け取る画面
\includegraphics[width=120mm]{rf1500-vi.eps}   

保存したスペクトルの数が11個になったり、一連の実験が終了したら、分光器か ら、ノートPCにデータを転送する。データ転送の方式は、RS232Cというシリアル ケーブルを通した片方向通信である。まず、RF-1500につながっているノートPC の電源を入れて、デスクトップ上の「RF1500-vi」のアイコンをダブルクリック する。すると、図19の窓が現れる。この窓で、「ファイル出 力」を「ON」にして、「ファイル名」にわかり易いな名前を入れる。拡張子は、 Windows でのテキストファイルを表す「.txt」にしておく。実行ボタンをクリッ クすると、RF1500からRS232Cケーブルを通じてデータが転送されてくるのを待ち 受ける状態になり、WaitingData 欄に秒数をカウントする。

分光器側で、ファイル操作画面(図18)から転送(F3)を選び、 転送元に送りたいデータの番号(1〜11)、転送先として12(=AUX)を選択すると転 送を開始する。転送中は、図19で「ByteCount」が増えて行き、 転送が完了すると、スペクトルのグラフを表示してから、ファイルに保存する。 この操作を、転送するスペクトルの数だけ繰り返す。

装置のシャットダウン

RF-1500 の場合は、分光器の制御は、すべて分光器本体で行っているので、シャッ トダウンする場合は、いきなり、RF-1500本体の電源ボタンをOFFにしてよい。試 料室内の試料セルを忘れずに、取り除いておく。


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