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プリンタに印刷できません。



[Q-1]
mozilla の印刷で 201 室の phaser カラープリンタを利用 するにはどうしたらいいですか。

[A-1]
ファイル(F) → 印刷(P) → 出力先をプリンタに指定した後、プロパティをクリック(左マウス)して下さい。

印刷コマンド:の欄に lpr -Pps3 をキーボードから入力して下さい。

ok → 印刷 の順にクリック(左マウス)すると印刷できます。


[Q-2]
プリンタに印刷できません。どうすればいいですか。

[A-2]
一般物理学実験で使用している PostScript 対応プリンタでは、直接テキスト、 DVI、 画像、バイナリファイルは出力できません。ファイルの種類に応じた PostScript 変換 コマンドで PostScript ファイルに変換を行った後、lpr コマンドで出力できます。

postscript とは、 adobe 社が開発したプリンタ記述言語の一種で、FreeBSD から 印刷するには、データを postscript 形式に変換する必要があります。

一般物理学実験には、プリンタが複数ありますので、-P オプションを使ってプリンタ名を指定して下さい。

■ 204室の oki プリンタ(モノクロ)へ出力する

  1. テキストファイルの場合は、a2ps コマンドでテキストから PostScript ファイル に変換し、その出力をパイプで lpr に渡します。これで、204 室のプリンタへ出力されます。
      a2ps-j ファイル名.txt | lpr

  2. PostScript ファイルの場合は、直接下記の lpr コマンドで印刷できます。
      lpr ファイル名.ps

  3. ghostview などの PS 形式の出力をプレビューするツールを使用すると印刷する前に内容をディスプレイ画面上で 確認できます。また、印刷したいページだけを印刷することもできます。 stex QandA の gnuplot で作成したグラフ の 8. ghostview を参照して下さい。

  4. PDF ファイルの場合は、Acrobat Reader の print コマンドを利用します。 stex QandA を参照して下さい。

  5. DVI ファイルの場合は、dvi ファイルを ps ファイルに変換し、リダイレクトします。
      dvips ファイル名.dvi > ファイル名.ps
      lpr ファイル名.ps

    又は単に
      lpr -d ファイル名.dvi

■ 202室の epson プリンタ(モノクロ)へ出力する

ps2 を指定すると 202 室のプリンタへ出力されます。
  1. テキストファイルの場合は   a2ps-j ファイル名.txt | lpr -Pps2
  2. PostScriptファイルの場合は   lpr -Pps2 ファイル名.ps

■ 201室の phaser プリンタ(カラー)へ出力する

201 室のカラープリンタは、両面印刷ができます。印刷を行う場合は、印刷方向 に気を付けて下さい。失敗するとページが逆さまになります。印刷物の長方形の長い方の辺 で綴じる場合は、ps3d のプリンタを指定して下さい。印刷物の短辺で綴じる場 合は、ps3ds のプリンタを指定して下さい。

  1. テキスト ファイルの場合は   a2ps-j ファイル名.txt | lpr -Pps3
  2. PostScript ファイルの場合は   lpr -Pps3 ファイル名.ps
  3. 両面印刷を長辺綴じで行う場合  lpr -Pps3d ファイル名.ps
  4. 両面印刷を短辺綴じで行う場合  lpr -Pps3ds ファイル名.ps

■ 間違ってバイナリファイルを出力させた場合の処置

この場合は、プリンタが異常出力状態になります。以下の手順で処理をお願いします。
  1. カセットを引出し、カセットに入っているプリンタ用紙を全て抜き取ります。
  2. プリンタにエラー(用紙がない)を発生させ、出力できない状態にします。出力中、 いきなりプリンタの電源を切ると用紙が途中で止まり、紙詰まりを起こすので、 注意してください。
  3. プリンタの電源を切り、プリンタ内部メモリ情報を消去する。プリンタが正常 に出力できない時は、片山(207室)まで連絡して下さい。

■ 印刷関係のコマンド

  1. lpr コマンドは、ファイルの内容をプリンタへ出力するため lpd に印刷要求を出します。
  2. lpq コマンドは、プリントキューの中に入っているプリントジョブの一覧表示を行います。 先頭に active と表示されているジョブは、現在プリンタで印刷が実行されています。

    以下、プリントキュー上の順にジョブ表示されます。この番号は、(3)の lprm コマンドで ジョブをキャンセルするときに使用します。
       > lpq ( デフォルトの204室 OKI モノクロプリンタの場合 )
       > lpq -Pps2 ( 202室 epson モノクロプリンタの場合 )
       > lpq -Pps3 ( 201室 phaser カラープリンタの場合 )
       > lpq -Pps3d  ( 201室 phaser 両面印刷 カラープリンタの長辺綴じ )
       > lpq -Pps3ds ( 201室 phaser 両面印刷 カラープリンタの短辺綴じ )

  3. lprm コマンドは、プリントキューに入っている印刷ジョブをキャンセルします。現在 印刷中の印刷を中止することもできます。但し、既にプリンタに送られ、プリンタ内 に蓄えられた処理中のデータ部分は、印刷を中止することはできません。この場合は、 カセットを引出し、カセットに入っているプリンタ用紙を全て抜き取り、エラー(用 紙がない)を発生させて印刷中止を行います。

       > lprm ジョブ番号( 204室 OKI プリンタ、lpq で調べたジョブ番号 )
       > lprm -     ( 204室 OKI プリンタ、全てのプリントジョブを取り消す )

       > lprm -Pps2 ジョブ番号 ( 202室 epson )
       > lprm -Pps2 -     ( 202室 epson )

       > lprm -Pps3 ジョブ番号 ( 201室 phaser )
       > lprm -Pps3 -     ( 201室 phaser )
       > lprm -Pps3d -     ( 201室 phaser 両面印刷の長辺綴じ)
       > lprm -Pps3ds -    ( 201室 phaser 両面印刷の短辺綴じ)