Shell MH の使い方

メールが、届いているかどうかのチェックのために、一々、メールリーダを 立ち上げるのは面倒です。新着メールを、~/Mail/inbox/ に取 り込んで、内容を確認するだけなら、コマンドラインでやってしまった方が簡単 です。返信する必要があったり、新規にメールを送る必要のある時に、mew や sylpheed を立ち上げればよいのです。

シェルのコマンドラインから MH のコマンドを入力して様々なことができますが、 ここでは、良く使われるコマンドだけを以下に挙げます。

• メールを取り込む -- inc コマンド --
  メールサーバーにある新着メールをフォルダ inbox に取り込みます。 新着メールがある場合、取り込んだメールの一覧が表示されます。
• メールフォルダの一覧 -- scan コマンド --
  カレントフォルダにあるメールの一覧を表示する。カレントフォルダーを 変更する時は、例えば、

  scan +computer 
  (カレントフォルダを computer に変更して一覧する)
  

  と入力します。

  ここで、一覧の中の第1カラムはメールのメッセージ番号です。 (これは実はメッセージが保存されているファイル名) 番号の右に'+'がついているメッセージがカレントメッセージです。

• メールを読む -- show, next, prev コマンド --
  showはカレントメッセージを、next, prev はそれぞれカレントメッセージの 次、前のメッセージを表示する。 show の後に番号を書くとその番号のメッセージを表示する。 表示には、環境変数 PAGER で指定したページャ(デフォルトでは jless) が使われます。

そのほか、まだまだコマンドはあります。詳しくは、 オンラインマニュアル (jman mh) を見て下さい。

練習 11

自分の気に入った電子メールリーダを使って、学生同士、あるいは TA の人にメールを出してみましょう。 来たメールに返事をしましょう。